お買い物に出かけました−東京編(2004.9.13)

 無線クラブの総会のため、岐阜に行ってきました。飛行機で名古屋空港まで飛び、そこからJR高山線で飛騨市へ。当初、近くの富山空港から行こうとしたのですが、午前の飛行機が無く名古屋空港経由になりましたので、遠い遠い。久しぶりに列車に乗ったという実感がありました。で、翌日、富山空港から羽田へ。東京には夜遅く着いたので、この日は品川のホテル泊まりになりました。関係ない話ではありますが、品川は便利ですね。京急で乗り換えずに羽田へ行けますし、新幹線にも乗れる(といっても乗ったこと無いけど(^^ゞ)。このところ、ホテルはずっと品川です。
 今回は、行ったことのない岐阜県ということでしたので、果たしてうまくいって、帰ってこれるかずっと不安でした。不思議なもので海外旅行ではこんなことは一度もなかったのですが、年なのでしょうかね。

 で、お買い物の話ですが、今回のお目当ては、大判カメラです。今のところジナーf2を持ってますので、フィールドカメラを探しに行きました。フィールドカメラって調べてみると、けっこうな種類がありますね。メーカーだけでも、リンホフ、トヨ、ホースマン、ウイスタなど。今では作っていないスピグラなんていうのも選択肢に入ってくると、どれを選んで良いのか迷ってしまいます。その中で、今回、これっと絞ったのが、トヨフィールド45AとウイスタVXです。どちらも良いものがなければ、帰ってきてからe-bayでクラウングラフィックでもさがそうかと思っていました。

 最初に行ったのが、中野の日東商事。ここでは以前露出計を買ってます。狭い店内に結構な数の商品があるものの、残念ながらフィールドカメラは1台もありませんでした。

 次は、中野と言えば外すことのできないフジヤカメラ。ここではウイスタVXが3台ほどありました。程度はいろいろですが、5万円台から6万円台とお手頃でした。しかし、ここで購入してしまっては、せっかく東京までカメラを探しに来た意味がありません。取りあえずメモをして次へ。そうそう、日東商事からフジヤへ行く途中に、トキノン50/1.4というトンカツ屋?を見つけました。入りたかったのですが、残念なことに準備中の札が下がってました。今度機会があったら行ってみようと思います。トンカツ屋 トキノン50/1.4
 フジヤのジャンク館でCanonのストラップを2本と、ベルトにつける小さなバッグ、三脚ストラップを買いました。三脚ストラップはマイネッテの製品でわずか300円ほど。なんだか悲哀を感じますが、資本主義とは厳しいものです。どうして持ってもいないカメラのCanonのストラップを買ったのかというと、単に300円だったということと、EOSのロゴが刺繍で高級感があったというだけです。このストラップからボディが生えてくることはないでしょう(きっと、多分、もしかして・・・・・・)

 JRで新宿へ。新宿って駅が大きい上に道路が直角にできてませんから、地図を見ながら歩いていても迷ってしまいます。最初はアルプス堂へ行きました。ここは何度も来ていますが、見つけやすくて好きです。ここでは、ホースマンの木製カメラ(ウッドマン45)がありました。とてもきれいなので迷いましたが、まだまだと踏みとどまりました。木製カメラって、軽さだけではなく、その美しさに惹かれるものがありますが、暗いところで無限を出すのが不便と聞いていたので、今回はできれば金属製を探していたためでもあります。

 次は、カメラのきむらへ。ここもアルプス堂と同じブロックの裏側にあり、探しやすいです。ここは、小さなものがいっぱいあって、時間があればずっと居たいような気がするお店ですが、夕方の飛行機帰らなければならない身でそうも言っていられません。それで、フィールドカメラがなかったので、そうそうに立ち去りました。新宿にはこの他にもいくつかカメラ屋がありますが、大型カメラを扱っているところはないと思いましたので、JRで目黒へ。

 目黒駅からバスに乗って三宝カメラへ行きました。一度行って見るべしと言われていた三宝カメラです。思ったよりも小さなお店でフジヤのようなところを想像していたのですが、予想が外れました。残念なことに、バス代を往復420円もかけたのにフィールドカメラは1台もありませんでした。ここではハッセルのレンズが安かった記憶があります。

 目黒に戻って吉野家で昼食。気が急いているときは、またされるのは嫌いです。こういうときは吉野家が便利。

 次は、新橋へ。ウツキカメラへ。ここも大判が多いお店ですが、残念ながら目指すものがありません。しかし、新橋カメラでトヨフィールド45Aを発見。ガタはないけど、少々スレています。まあこんなものでしょう。一応メモをしておきました。

 そして、大庭商会へ。ここの2階は、大型カメラがいっぱいで、前回来たときに驚きました。しかし、残念なことに今回はありませんでした。リンホフが3台ほどありましたが、リンホフは高すぎます。ここで、階段の途中の棚の中にフォクトレンダーのファインダーを発見。そういやパノラマカメラのファインダーをどうしようかと考えていたところですので、購入しようと思ったのですが、お店にあったのは25mmです。35mm版の25mmって画角的に6X12版の75mmとどういう関係だったっけ?50mmに取り替えたらどうなるんだろう?という疑問にぶち当たり、もしかして画角が足りなかったらどうしようもないので、フォクトレンダーは止め、隣にあったアベノンの21mm用を買いました。ファインダーを覗いた感じは、フォクトレンダーの方がずっと明るく、はっきり見えたのですが、こればっかりはどうしようもありません。いや、アベノンが悪いというわけではなく、フォクトレンダーの方が1枚上手の見え方というわけです。

 次は、銀座。実は、私銀座って今回が初めてです。イメージとして高級品を扱っているということもあって足が向かなかったのです。初めに銀一に行こうと思っていたのですが、どこをどう間違えたのかわからなくなってしまいました。はっとしてみると教会があります。地図をじっくり探したら、このブロックの裏側のブロックにレモンがあるではありませんか。というわけで、レモンに行きました。レモンに言って大判のことを訪ねたら、もうひとつのお店だということで、そのビルの8階へ。おお、あるはあるはライカやハッセルがいっぱいです。でも、目指すフィールドカメラがありません。ちょっとがっかりしましたが、初めての来店ということもあって、少し時間を取ってみてみると、ライカR関係のレンズがけっこう安いです。このレンズを探すことがあったらレモンを外さないようにするとしましょう。

 レモンがわかったので、地図を頼りに銀一へ。さすがに銀一です。トヨフィールド45Aがありました。しかし、商談中の札がかかってます。新橋カメラで見たのと比べてスレも少なく蛇腹フードが付いてます。商談中の札の下からのぞき込むと、新橋のよりも1万円ほど高い。蛇腹フードは結構なお値段ですから、そう考えると納得価格でしょうか。1階でジナーのフードブラケットを見つけましたが、今鈴木特殊カメラに頼んでいるのでパスしました。

 飛行機は7時半ですが、まだ3時でしたので、秋葉原へ行きました。秋葉原はもう何度も行ってますので、道に迷う心配はありませんが、どうしたのでしょう、カメラのにっしんが見あたりません。探し方が悪かったのでしょうか。時間に余裕があるもののさすがに足も疲れてきたので、駅に戻りました。

 そろそろお買い物も終了です。新橋カメラに戻りました。もしかして、もう売れてしまったのではなんて考えてしまいますけど、大判カメラなんてそうそう売れるものでもないし、もちろん売れずに残ってました。店員さんが「心配だったので蛇腹を補修しておきました。」ということで、見るとパーマセルで角を補修してあります。保障を聞くと蛇腹に不安があるため保障はないということでしたが、蛇腹はお金さえ出せばどうにでもなるので、そのまま購入しました。トヨのレンズボードを持っていないため、レンズボードを1枚おまけに付けてもらいました。

 時間は4時です。まだ飛行機の時間までたっぷりあるので、品川に戻り、松坂屋カメラに行ってみることにしました。以前、高輪にお店があった頃は大判が置いてあった記憶があったからです。その後倒産したとかでしたが、品川駅の反対側に再会したということでしたので、ぶらぶらと行ってみました。品川の駅を反対に出るのは初めてだったのですが、品川インターシティというのはすごいですね。その下の公園の中を歩いていきました。この日はたいへん暑く30度にもなりましたので、私も汗びっしょりです。ところがビルの谷間になりますし、海の近くですから適度な風が吹いていてたいへん気持ちの良い散歩となりました。幼児を連れたお母さんが井戸端会議をしています。公園デビューなんだなと思ったりしているうちに松坂屋カメラを見つけました。少々狭い店内にカメラがぎっしりと、そう本当にぎっしりと並んでますが、フィールドカメラはありませんでした。品川インターシティ

 品川プリンスホテルで早めの夕ご飯を食べて羽田に行くと、ぎりぎりで1便早い飛行機が機材繰りで遅れたため、まるで私を待っているかのようでした。それを交渉し、手荷物も預けずに飛び乗りました。

 今回のお買い物の感想ですが、大判カメラにしか目がいかなかったこともありますが、とにかくどこのお店でもビューカメラがたくさん置いてあったのに対して、フィールドカメラはほとんどありませんでした。もしかしたら現行の(といってもけっこう古いタイプもありますが)トヨフィールド45AIIがあるのではと思ってましたが、影も形もありません。ビューはもう使わないということでしょうね。逆に車から出してほとんど歩かずに使うということであれば、5万円くらいでカメラが手に入ります。良い時代です。

 次に、マミヤRB67、RZ67がずいぶん安く出ていました。もちろんII型は高いのですけれど、旧型に限ると1万円台からありました。このカメラ、大きくて重いので、フィールドで使うには勇気がいりますが、蛇腹繰り出しできますから、ちょっとした工夫で大判レンズが付きます。一眼レフでピントが見えますので、67を使うというだけなら、ホースマンVHなんかよりも使いやすいような気がします。

 それと、ぐらっと来たのが、フジヤで見たマミヤ645スーパーとプロです。どちらもレンズが付いてませんでしたが、2万円と3万円でした。実は、レンズはロシア製や旧東ドイツ製のものをアダプターで使うことを想定すると、メインボディとしては悪くない選択です。時間に余裕があるしどうしようか本当に悩みましたが、せっかくなら66レンズを6X7で使ってみたいということもあってパスしました。6X7で使うにはカメラを自作する必要があるのですけれどね。

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