パノラマカメラが欲しい  その4 (2004.11.3)

もうちょっとで完成の自作パノラマカメラ 50mm付き またまた、ずっと投げておいたパノラマカメラの話題である。この話題でずいぶん引っ張っているなあ。もう1年になるか。

 で、どうして、そんなにかかっているのかというと、あれからまた考えてみたら、やっぱりフィルム送りの問題に行き着いたわけである。フィルムコマ間が妙に広いというのも何だかなあと思っていたあれである。
 そこで、案の定というか、フィルムホルダーK型というのをyahooオークションで手に入れて、前回の6x7型と同様に加工した。今回は、K型ということで、圧板が6x9にも対応している大きなものなので、今のところそのままにしてある。アパーチャーグリルを削ったくらいで、前回加工したものとねじ穴までぴたりと合う。まあ、当たり前か。

 前回の報告の写真では未塗装だったが、一応できあがったということでニスを3度かけた。また、当然だが、塗装の前に、アクセサリーシューを2個取り付け、パノラマカメラなら絶対に欲しい水準器の穴も開けた。ファインダー用のアクセサリーシューはそのままボディに直づけするとフォルダーがじゃまになって視野が蹴られるので同じチークの5mmの板に取り付け、ホルダーに被さるようにしてある。こうしておくと、目とファインダーが近くなるので蹴られないのだ。

 そのファインダーだが、東京で買ってきたアベノンの21mm用である。さすがに21mm用は広い。しかし、目を相当近づけないと視野枠が見えないので、あまり使いやすいファインダーではないと思う。

 写真で見ると、ほとんど完成しているように見えるが、実はまだ問題を抱えている。まず、フランジはほとんど出ているのだが、圧板が6x9用のため、左手側が10mmほど短い。このままだと、フィルムが浮いてしまってせっかくのパノラマなのに10mmほどボケてしまうと思われる。

 次に、ファインダーはついているが、視野枠がいい加減なので写る範囲がはっきりしていない。これは、ファインダーを加工しなければならないので時間がかかりそうである。

 最後に、これは簡単なのだが、フォルダーのモルトプレーンがほとんど溶けてしまっている。どちらにしても、試写してみて光り漏れのチェックをしなければならないので、その後にしても良いかなと思っているところだ。

 写真は、最近手に入れたマミヤプレス用の50mmF6.3を取り付けたところである。このレンズ、鏡胴が太くてゴロンとしている。このレンズを取り付けるとアベノンの21mm用ファインダーでも追いつかないほどの広角になる。画角は多分100度近くになると思う。残念ながら、四隅が蹴られてしまう。これは、後玉の周りにある金属板を削ってしまえばよいと言うことだ。一度試写してみて周辺部の画像が付いてくる(流れていない)ようなら、やってみても良いかなと思っている。本命はプレス用の75mmである。このレンズは、さすがにポラロイド用だけあってまったく問題なく使用できる。(ようだ。)

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