パノラマカメラが欲しい  その5 (2004.12.24)

灯台 「やったあ、完成した〜〜」

というわけで、さっそく試写してみた。せっかくのパノラマ風景なんだから、それらしいところをと思って、けっこう時間を掛けて撮り歩いてみた。使った感じでは、とにかくレンズが重いので、三脚にカメラを設置するときに手を滑らせてカメラを落としてしまわないか心配になった。これは、あとでストラップを取り付けるストラップホルダーを設置した。

 で、現像が上がってカメラ屋に取りに行った。すると、封筒の中になにか変なものが入っている。今までに見たことがないもので、コニカの35mmのパトローネを入れるポリの入れ物を大きくしたようなものだ。その中にフィルムが入っていた。

「そうか、そうか、6X12だから、きっと切ってくれないので長巻きなんだ。なるほど、なるほど」と、思いつつ、カメラ屋でフィルムを確認すると、あれえ!!何にも写ってない。でも、よおく見ると、本当に薄く部分的に像がある。そう、光漏れしたのだった。家に帰って電灯に透かしてカメラを見ると、なんとボディとフィルムホルダーをつなぐアルミ板とホルダーの間から向こうが見える(^^ゞ そう、すっかりここの遮光を忘れたのだった。それで、モルトプレーンをしっかりと貼り付けてもう一度ピント調整をした。それほどピントは狂ってないので大丈夫みたいに見えた。

 じゃあ、試写第2弾。というわけで、同じようなところにまた写真を撮りに行った。けっこうあちらこちらに行くのって面倒なんで、今回はちょっと手抜き。そもそもまた光漏れしていたら、がっかりするもんね。で、現像が上がってきたものを見ると、おお、今回は普通のフィルムと同じようにスリーブで手渡された。カメラ屋での確認ではきちんと像が出ているし、光漏れもないようだ。いっしょに4X5の現像も頼んだので、それも受け取って家に帰ってじっくりとルーペで見てみた。

 ライトビュアーにかざしてみると、確かに自分の写真なんだが、なんだか変である。こんな写真撮ったかなあと思うようなコマがところどころにある。灯台を撮ったものは、おお素晴らしいと思えるのだけれど、他の風景は「なんだ、こりゃあ」と、つい、松田優作風になってしまうのだ。

 いろいろ考えてみたら、逆光で撮った写真が全部ボツのようだ。逆光の写真は全てコントラストが低いのだ。考えてみれば、今回の試写は面倒だったこともあって三脚を使ってない。ということは、ハレ切りができないし、フードも使わなかった。しかし、仮にフードを使わないといってもこんなにひどいものなのだろうか。今度は、フードを使ってみようかと思う。問題は、純正のフードが使えないことだろう。フィルムフォーマットを拡大しているので、蹴られないかどうか確認する必要があるということだ。純正が使えないとすると、サードパーティ製で24mm相当のフードはないのでけっこう面倒かも知れない。

 それと、ピントの件だが、15倍のルーペで見ると、どうも無限がきちんと出ていないように思える。絞り込んで撮っているので、そうひどくはわからないのだけれど、手前の枯れ枝などにピントが来ている。おそらくモルトを追加したせいだろう。これには、ボディとアルミ板の間に羅紗紙を2枚(約0.4mm)はさんであるので、これを外してみようかと思う。それ以上となれば、またボディを削るしかないようだ。

 いつまでたっても終わらないように思えるが、実際にはこのHPを読んでいる人よりも私の方がそう思うんだから、何とも言えませんね(^^ゞ

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