ジナーf2  その2 (2004.1.13)

SinarF2 昨年の暮れから正月休み返上で(そうでもないか?)こつこつと作業を進めました。その結果、写真にあるようにボディにレンズとロールフィルムバックが付きました。(パチパチパチ)
 今、写真に写っているのはマミヤプレス用の127mm/F5.6です。このレンズのマウントが付いているアルミボードをジナーのレンズボードと同じ大きさのアルミ板にネジ止めしてあるだけのものです。これだけで、取りあえずレンズが付くんですから、大判カメラってなんて簡単なんでしょう。もっとも、写真を見ていただければわかるとおり、塗装が大変でした。なんせ、この時期ほとんど0度前後なので、物置で乾燥させたところ、これが乾燥しないんですね。スプレーの缶には冬季は2時間で乾燥と書いてあるくせに、夕方塗装して翌朝見てもまだ乾いていませんでした。臭いのを我慢して室内に持ち込み乾燥させました。アルミは塗料ののりが悪く、ちょっとぶつけたり擦ったりしただけで塗料がはがれてしまいます。本当はエポキシ系の2液式塗料で焼き付ければよいのですが、塗料が手に入らなかったことと、エアブラシを持ってませんのであきらめました。まあ、今のところ見た目はよいです。











ジナーF2を後ろから見たところ ところで、フィルムバックはどうなっているかというと、次の小さい写真をご覧ください。
 これは、14cm角のアルミ板を加工して、ジャンクのグラフレックスXLからはずした金具を取り付けたものです。初めは直接グラフバックという金具を取り付けようかと思ったのですが、もう1台あるグラフレックスにも使うし、それじゃあジャンクの部品を活用しようということになりました。
 こちらは、穴が何カ所もあって、しかもボール盤を使っているというのに穴の位置が狂っていて、その上でヤスリで修正したものですから、恥ずかしいできです。
 写真は、そのアダプタを取り付けた上に、グラフバックを取り付け、さらにピントグラスを付けて写しました。このピントグラスは、やはりグラフレックスXLのジャンクを手に入れたときに一緒について来たものです。ジャンクとはいえ、けっこうなお値段でしたので、このくらいのおまけが付いていないと割にありません。やっと活用できました。










グラフバックアダプタを裏(蛇腹側)から見たところグラフバックアダプタ 表(フィルム側)から見たところ アダプターを取り外して裏(蛇腹)側から見た写真と、表(フィルム)側から見た写真です。裏から見ると、穴がいっぱいあいているのがわかります。グラフバックアダプターはけっこうでこぼこしていますので、そのでこぼこに合わせて、アルミ板もえぐってありますから、写真ではわからないくぼみも加工してあります。
 アルミ板は電動のハンドジグソーで切ったのですが、おもったよりもバタついて、2mmより薄いアルミ板だと曲がってしまうかもしれません。私も1枚少々曲がりましたので、木槌で修正しました。
 スプレーで塗装後、プラモデル用の塗料を使って筆でネジなどをつや消し塗装してあります。

 さて、実は、ここでできあがりと思ったのですが、なんと問題が発生しました。一番初めの写真を見て気づいた方、あなたは大変大判カメラというものをよくわかっています。その問題というのは、マミヤプレスのフランジバックは後で調べたところによると61mmで、私のカメラはそれよりも長くて無限が来ませんでした。最初の写真はそれを調べるために、蛇腹を外した上にレールブラケットの位置を変えて前後のスタンダードをくっつけてあります。実際にはバランスの関係で、こういうことはできません。

 無限が出ないカメラを風景写真に使うことはできません。そこで、しかたありません。プレスのレンズのヘリコイドを外すことにしました。もちろん、ヘリコイドを外しただけでは、レンズボードに付きませんから、また、一からレンズボードを製作する必要があります。何をやってんだかと言われそうですね。

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