樽前山登山(2004.9.4)

登山口付近から樽前山を遠望する このところ忙しくてなかなか山に登れない。ところが、今日は午前中ちょっと苫小牧に用事があるだけであとはフリーという珍しい日だった。金曜に新聞を見てみたら、なんと全道的に今日は晴れの予報である。そんなに大それた山に登れないが、樽前山なら登れるだろうということになった。

 実は、樽前山は初めて登る。近くにあるのにどうして初めてかというと、以前から1時間もかからないと聞いていたので少々バカにしていたのだ。ところが、昨年、無線の友人で山に登る人に、「半日の余裕で登れるとてもよい山」ということを聞いた。見方によっては、そういう前向きの見方もあるんだなと、感心した。

 ヒュッテの前の駐車場に着いたのが、11時だった。だいたい普通なら山に登る時刻ではない。まず帰りは日暮れになるからだ。その駐車場だが大混雑で、整理員が4人もいる。私は遅い到着だったので、早く帰った人の空いたスペースに車をつっこめたため、一番奥まで車を入れることができた。

 コースは、とにかく登り始めてから決めるという、もう「遭難一歩手前」みたいなノリで登り始める。初めは階段状になっているのだが、その1段1段がずいぶんと高くて、よっこらしょという感じである。また、ところどころ、階段の踏み面の土が流れてしまっていて、階段が単なる塀状になっているところもあって、上りづらいったらありゃしない。土は、そのほとんどが火山灰の小さな石である。それが崩れてきたり滑ったりで、これも登りづらい原因の一つである。10分も歩くと、階段も終わり、坂状になる。振り返ると、太平洋と苫小牧市街が一望できる。ややガスがかかっていてかすんで見えるのが残念だ。コースは、西へ向かって伸びている。30分ほどで外輪山に出る。ここが7合目か。道は左へ行くと西山(西ピーク)。右へ行くと樽前山(東ピーク)。樽前山の一番高いところは、外輪山ではなく、溶岩ドームなのだが、危険なため、外輪山の一番高い東ピークが頂上ということになっている。その東ピークまで約40分。不思議なことだが、外輪山を歩いているときは風がいくらかあり涼しかったのだが、頂上は風が無く虫がうるさい。頂上といっても木があるわけではないし、登山道と何も変わらないのだけれども不思議である。

 あまりに早く歩いたため、こんなんで引き返したら、歩いた気にならない。それで、風不死岳の方に足を伸ばしてみた。風不死岳へは2時間半ほどかかるので、この日の登頂は無理とわかっていたのだが、外輪山から麓の方を見ると、細い登山道が延びていて、人が歩いているのが見える。それで、932m(だったかな?)まで行って、外輪山から尾根沿いに麓の道に下りて駐車場へ向かう。

 途中、たいした花があるわけでもなく、紅葉にも早いのだが、ずいぶんと人がたくさんいる。人気のある山だ。

 今日、持ち込んだカメラは、フォクトレンダーのVSL-1とディスタゴン35mm/F2.8、タムロン90mm/F2.5Macroの2本だ。アダプトールを使って、このカメラを使うのは初めてだが、どうも絞りピンの連動が重く、開放方向には問題ないのだが、絞る方向にリングを動かすと、重くて壊れそうな感じがする。まあ、とにかく連動はしているようだ。アダプトールの問題なのか、レンズやボディの問題なのか、ボディじゃないことを祈りたい。修理もお金がかかるのだ。

樽前山外輪山から風不死岳を望む この日撮った写真は、後日アップの予定。この頃、フジカラーもサービスが悪くて、DPE店によっては毎日回収に来ないとのこと。銀塩愛好者にとっては、なかなか住みづらい世の中になってきたものだ。

 (追加)写真ができあがったのでアップします。上のレンズは35mm/F2.8、下の写真はタムロン90mm/F2.5です。

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