全天カメラが欲しい  その1 (2006.3.8)

 このところデジタルカメラでの合成が多くなって、少々興ざめなところもあるのだが、あちらこちらのサイトで円周魚眼レンズによる写真を見かけることがある。いわゆる全天写真である。この写真を撮るためには、円周魚眼レンズとボディを用意すればよいわけだが、私のメインの機材のOMにはすでにこのレンズはない。現在発売されているレンズではわずかにシグマがあるばかりで、ニコンかペンタックス用を買えばなんとかなるわけである。

 この他に全天カメラとなると、35mm用の対角魚眼レンズをブローニーフィルムで使うか、6x6用の対角魚眼レンズを4x5ボディで使うかすればよいわけである。シグマの8mmレンズは定価8万円なので、これを考えると、経済的には35mm用の対角魚眼を手に入れて、ブローニーフィルムボディにつないでやればよいわけだ。これなら、手持ちのパーツを組み合わせて安く製作できる(かもしれない)

 というわけで、魚眼レンズだが、手持ちにあるのはディスタゴン16mmである。泣く子も黙るツァイス様である。しかし、さすがにこのレンズはもったいないのでちょっとパス(笑) それで、安物といえばおロシア製。Zenitar16mmを手に入れた。マウントは加工の関係でM42である。

 どうして、こんなことを考えたかというと、実は、IlexのNO.3シャッターをいじっていたら、ペンタックスのM42アダプターがぴったり入りそうだったのだ。ちょっと削ってやればなんとかなりそうなのである。以前、よそのHPを見ていて、全天カメラに使うシャッターはなるべく大きなものがよいということで、コパルの3番を使っているのを見た記憶があるのだが、コパルの3番は現行品ということもあって、結構なお値段である。ところが、よく考えてみると、もともと35mm対角魚眼レンズは対角線の長さ(約43mm)で180度になっているはずである。ということは、イメージサークルが43mmとれればよいので、それほど大きなシャッター口径は必要ないのだ。

 じゃあ、IlexのNO.3シャッターでけられないのかということは、少々実験してみる必要があった。紙で簡単なアダプタを作って手持ちのレンズを簡易的に取り付け光を通してみた。どうやら大丈夫のようである。まあ、本格的に作ってみたらダメであっても、そこそこいければわかんないって(笑)

 それで、いよいよパーツ集めにかかった。とりあえず、シャッターは手持ちであったので、ペンタックスのアダプタを加工して取り付けてみた。案外いいみたい。

 ちょっと手元にデジカメがないので、以降はつづく。

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