グラフレックスXLのレリーズケーブル(2002.12.7)

 先日、グラフレックスXLを仕事に使ってみた。だいたい、こんなカメラを仕事に使うなんて、なんて物好きと言われるかもしれないけど、自分でも実際そう思う(^^ゞ うちには、6×7のカメラとして他にマミヤ7があるが、たまたまマミヤ7にはほかのフィルムが入っていて使えなかったのである。

 さて、その仕事というのは、集合写真。室内での集合写真なので、ほとんど写真屋さんの仕事といってもらえればわかりやすいだろうか。こちらとしては、少し伸ばしてあげたいということと、できれば高画質にと思い、グラフレックスXLの登場と相成ったわけだ。

 室内の撮影なので、ストロボが必要になった。グラフレックスXLの場合、ストロボはレンズの鏡胴脇にある接点につながなければならない。簡単なようだが、よく考えてみると、ケーブルが使えるストロボがうちにあったっけ? そう、いくつか持っているオリンパス製のストロボはストロボケーブルなんてついてない。付いてないどころか付けることすらできない。サードパーティー製のストロボは持ってないし、さてどうしようか? と考えていたら、同じオリンパス製だが、T45という大型ストロボを持っていることを思い出した。たしか、これには、ケーブルが付属している。Graflex XL と オリンパスT45

 ところが、ここで問題発生。ストロボをつなぐためには、このストロボ(グリップタイプ)をカメラにセットする必要があるが、ストロボを右側に付けようとしても、ケーブルが届かないのだ。私のグラフレックスXLのグリップは、そのままでは右側に付かない。しかたないので、なんと、カメラにグリップを付けて、その上でグリップ付き大型ストロボを付けた。実にまぬけな感じである。

 どうして、カメラのグリップが必要かというと、普段使っているレリーズを取り付けようとしたら、うまく付かないのである。このローデンシュトックのレンズには、ワンタッチで取り付けられるようなレリーズアダプターが付いているが、それがじゃまになっているようだ。撮影は明日だし、どうしようもないので、そのまま使用した。

 さて、では、三脚を使うときにいつもグリップを持ち歩かなければならないかというと、これは実に不合理だ。それで、新しいレリーズケーブルを買うことになった。

 普通のレリーズは、先がテーパー状になってねじが切ってあり、そのテーパーのまま太くなっていく、つまりレリーズの先が円錐状になっているということだ。グラフレックスXLの場合は、ここが細いまま、つまり円柱状のものを探せばよいということになる。

 いろいろ見て回ったが、なんだかどれもどこかのOEMのようで、目新しいものがない中、やっと見つけた。Kingのオートストップレリーズというものである。50cmのもので定価1500円。これより高級なものは、先が太くなっているので使えない。なかなか高ければよいというものでもなく難しいものだ。写真の左が一般的なレリーズケーブルの先、右側がKingオートストップレリーズ。先が細長くなっているのがわかるでしょう。レリーズケーブルの先

 さて、できあがった写真を見たら、なんと、1駒目と3駒目に光がかぶっている。どうも、フィルムバックか、ボディのどこからか、ほんのわずかに光漏れしているようである。このくらい微妙だと探すのが大変そうだ。どうしよう(・_・、)

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